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​そもそもカビって?

カビとはなにかについてお話します。

 カビは我々の生活の中においては、あまり現れてほしくないもの、でもありながら生活の中で欠かせない存在でもあります。我々の身体に害を及ぼすものもあれば、例えばチーズのようにカビによって作られる食べ物もありますし、カビを上手に使って発酵させたことでおいしさがアップすることもあります。

 カビは微生物の中の真菌というグループに属する「糸状菌」であり、パンやビールを造る上で活躍する酵母や、キノコもその一種であり仲間です。

 カビの一つ一つは目に見えない胞子です。それがそれぞれのカビにとって好ましい条件(湿度・温度・酸素・栄養など)がある所に集まり、発芽して菌糸を伸ばし、やがてコロニー(集落)をつくると、我々の目に見えるようになります。そのコロニーになっている段階ではカビは新しく胞子を空気中に飛ばしているのです。

​カビの好む条件

カビイラスト400.png
野生キノコ
チーズ

 カビは本来屋外の土壌にいるもので、地球上のどこでもいると言われています。我々の生活の中にも、カビに取って好ましい環境があり、住み着いてしまいました。例えば浴室に現れるカビは、我々のつかうシャンプーなどの成分が好みで、それを使うようになったここ50年ほど前あたりから浴室内にやってきた、という話もあるそうです。カビは主にジメジメした湿度の高い所に生えるイメージがありますが、カビによってはそうではなく、比較的湿度の低いところを好むものもいたりして千差万別。夏はジメジメだし、冬は室内に結露ができますし、とにかく一年中カビは生えると考えられます。主にカビの好む条件としては、下記のとおりです。​ 

湿度:約65%以上(上がるほど最適)

温度:0℃~40℃(最適は25℃~28℃)

pH:酸性pH2~アルカリ性8.5(中性はpH7)

栄養:ほとんどの有機物(食べカスや動物から出る汚れなども)や無機塩、ホコリ等

酸素:酸素があることで生長できる

​人に住みやすい環境は、カビにも好都合

 住宅に関しての技術が向上し、最近は「高気密高断熱」など年中通して快適な生活が手に入るようになりました。ですが人にとって住みやすい環境は、カビにとっても住みやすい環境となっています。最適な温度が保たれすきま風が入らないことで、よく言えば「自然の換気システム」がなくなったのかもしれません。だからこそ新築のお家を建てたり、新しい冷蔵庫を買ったり、家具を買った時には防カビをすることをおすすめしたいです。

​ カビの胞子はどこにでもいるとお話しましたが、家具を作っている工場は、食品を作る工場のようにしっかりと除菌、殺菌され、白衣を着て作っているとは思いません。壁の内部になる建材を作る工場だって同じです。新しいお家には既にカビの胞子はどこかしらについているのです。

​カビは我々の周りのどこに生えやすいか

​ 我々の生活の中で、カビはどんなところに現れるでしょうか。当たり前な所から、以外な所まで、彼らはいます。

・浴室 ・キッチンなどの水周り ・押し入れ ・家具の裏や影になるところ ・壁とものの隙間
・畳(新しい畳ほど生えやすい) ・冷蔵庫の中やパッキン ・窓のサッシ周り ・エアコン
・下駄箱 ・靴 ・加湿器(加熱式は生えにくい)​・ベッド周り ・風通しや日当たりの悪い所
​思わぬところにも・・・スマホのカバー内  ・ペンキなどの塗料  ・カメラやめがねのレンズ

​カビによる健康被害 ~身体にもココロにも~(体験談)

 人にとって有害なカビは、どんな悪影響を与えるでしょうか。気管支炎​や喘息、肺炎、アトピー、アレルギー、ガンなど恐ろしいワードが出てきます。

 さらに、心への悪影響も大きいのではと思っています。賃貸のマンションに住んでいた時、ひどくカビに悩まされました。玄関からLDKにつながる廊下の横には北側の部屋がありました。その部屋、普段はあまり使っていなかったのですが、そこに大量にカビが発生してしまったのです。窓が北側にありましたが、窓の外は同マンションの方々が通る通路になっているので、なかなか開けられません。さらに共働きのため日中も換気ができずにいました

​ 帽子に椅子、家具の裏側はもちろん、クッションなどあらゆるものが気づけばカビていました。その部屋は隣に浴室があったことも原因の1つだったと思います。浴室からの排気管が通っていた壁の中はきっとものすごくカビていたはずです。なにより常にカビのニオイがつきまとって、「うんざり」でした。

 だからこそ心への悪影響も大きいと感じます。防ぐためには日々の清潔を保つことや換気が大切なのでしょうが、前述した通り共働きだと平日の日中家には誰もいなく、せっかくの休みも掃除に回してばかりって気分にもならず、もともとずぼらなのもあってですが・・・。

​<住宅で目にする主なカビ>

​忙しい毎日の中でカビ達に付き合っている時間は、ない!

 前述した通り、共働きの中で感じたこと、そしてずぼらな部分もあるからかもしれませんが、完璧な掃除を日々こなすことは結構な負担ですし、カビがしょっちゅう生えるのは、ホントに困った問題でした。それを感じた時に、きっと同じ様に感じているご家庭もあるのでは?と思いました。さらに子どもも産まれ、小さな我が子をカビから守りたいと感じたことも、きっと他にも思っている人がいると考えました。

 ですので、カビない工夫、換気、掃除はしなければならないのかもしれませんが、その時間を少しでも減らしたり、カビ臭さからのストレスや、「またカビたらやだな・・・」という不安から少しでも逃れられると良いなと我々は考えています。

 最後になりますが、住健美舎ではカビ取りは繰り返さないように、一回しっかり取って、防いでいく。安全な空間除菌などを利用して、カビの胞子やウイルスを除去し、安心して暮らす。そのような思いを抱いています。

​ 同時に、カビも生き物。忌み嫌うことはしたくありません。ですので、「こっちには来ないでね。別の場所で暮らしてね~。」と思いながら、時には内心「いけ!モルドリムーバー!!!!」と思って、我が家でも生えてきたカビを倒しながら、カビ取り事例としてインスタグラムやフェイスブックなどにアップし、カビについて勉強を重ねている日々です。

 ホームページ最下部に記述している通り、住健美舎は「LCCモルテック住環境サービス」代表の春野幸生氏による監修を受けています。そして、製品の製造は、「NPO法人環境微生物災害対策協会」の理事長でカビの研究40年の第一人者であられる吉田政司先生の研究を基に開発されたものです。40年の実績があり、安全性についても検査をした、安心して使えるものをお届けしています。カビ取り、防カビ剤に関しても、その研究の基に開発、構築された工法によって、防カビ施工をしているプロの使うものを、家庭でも使えるように改良した、たしかなものを扱っております。

参考文献

・「カビを防いで快適生活」NPO法人環境微生物災害対策協会 理事長 吉田政司氏(著)幻冬舎ルネッサンス 2010年

・「カビの取扱説明書」 浜田信夫(著)角川書店 2020年

・「健康になりたければ家の掃除を変えなさい」 松本忠男(著)扶桑社 2017年

​・「菌・カビを知る・防ぐ60の知恵-プロ直伝!防菌・防カビの新常識-」 日本防菌防黴学会(編)化学同人 2015年

住健美舎

〒981-3203

仙台市泉区高森7-23-2

TEL:022-377-5771

​MAIL:support@jukebisha.net

​製品の実績について

​ 弊社は「LCCモルテック住環境サービス」の代表であり、「NPO法人環境微生物災害対策協会」理事でもある、カビ取り施工や講演を行っている春野幸生氏による監修を受けております。製品の開発は、40年によるカビや微生物の研究を基に開発、製造されたものです。

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